手術が終わったら、そこで治療が終わりということではなく、今後のリハビリが大切になります。 |
1. |
関節可動域訓練
術後早期に膝の曲げ伸ばしを行い、膝の動く範囲を拡大していきます。 患者さん自ら、しっかり曲げ伸ばしを行う事が大切です。 |
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2. |
筋力増強訓練
半月板を切除した事により、半月板がもつ本来の機能が半減しています。 また、手術により膝周囲の筋力自体も低下してしまいます。 その為、膝周囲の筋肉を強くする事により膝の安定性を高めると共に、膝の状態の悪化を防ぐ必要性があります。
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3. |
歩行訓練
筋力低下や痛みなどによる歩行バランスの乱れを、 個々の状態に合わせた訓練により、正常な歩行に近づけていきます。
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4. |
自転車エルゴメーター
サドルに座って運動をする事で、膝への負担を減らした状態で運動が可能です。ペダルをこぐ事で膝の屈伸をスムーズにし、筋肉がバランス良く働くように運動をします。
また、有酸素運動によりダイエットにも効果的な運動です。
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5. |
プール
プールでのトレーニングは水の浮力により膝の負担を減らした状態で全身運動が行えるため膝の手術を行った方に対して、大変有効なトレーニングです。また、有酸素運動によりダイエットに 効果的な運動です。 |
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6. |
反重力トレッドミル(ALTER-G)
空気圧の調節により、最大で体重の20%まで下肢にかかる負担を軽減することが可能です。
生活の質の向上と日常生活動作の維持、怪我からの早期回復、運動パフォーマンスの向上などを目的とします。 |
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